2020.03.20
コンクリート圧送とは、コンクリートを使用することはわかるものの、どのようなものなのかをご存知でしょうか。
コンクリートは、コンクリートミキサー車と言われるコンクリートを専門に運搬するコンクリート運搬車によって、コンクリートが必要な建設現場へと搬送されます。
搬送されたコンクリートは、まだ柔らかい状態(生コンクリート)で、コンクリートポンプ車を使用し、所定の型枠内に流し込まれていくのですが、コンクリートを油圧によって流し込む作業のことをコンクリート圧送と呼ぶのです。
コンクリート圧送は、それを専門に行っている専門業者が行う建設工事専門の仕事となっています。
今ではどんな建設現場でも当たり前のように行われるようになったコンクリート圧送や、コンクリートポンプ工法ですが、普及されたのは今から70年以上前の1964年。東京オリンピック以降となる高度経済成長期に、従来から行われていたタワーカート工法に変わる工法として普及しました。
コンクリート圧送が普及してから、大量のコンクリートを打設することが可能となり、作業性の向上、省力化で作業を行うことができることから一気に広がり現在に至っています。
コンクリート圧送によって打ち込まれたコンクリートは、設計した値の強度が必要となるため、適切な圧送が求められることとなり、コンクリート圧送を行う技術者は、確かな知識と経験そして高い技術が必要な仕事として求められているのです。